Ubuntu20.04にTeX Liveをインストールする
0. はじめに
- UbuntuにTeXを入れたときのメモ
1. やること
- 好きなエディタを入れる
- TeXLiveを入れる
- ~/.latexmkrcを作る
- 動作テスト
好きなエディタを入れる
- 私はTeXの文書を作るときはAtomを使うので,Atomを入れた.
- 公式サイト (https://atom.io/) からdebをダウンロードして実行.
sudo apt install ./atom-amd64.deb
- パッケージを入れる.
- latex
- language-latex
- latexer
- pdf-view
- 公式サイト (https://atom.io/) からdebをダウンロードして実行.
TeXLiveを入れる
- 日本の大学(e.g. NAIST)のリポジトリからダウンロードして中身を展開する.
wget http://ftp.naist.jp/pub/CTAN/systems/texlive/tlnet/install-tl-unx.tar.gz tar -zxvf install-tl-unx.tar.gz cd install-tl-[date]
- 管理者権限で実行する.リポジトリはダウンロードしたところ.
sudo ./install-tl --repository http://ftp.naist.jp/pub/CTAN/systems/texlive/tlnet/
- “I"でインストール
- パスを通す.
sudo /usr/local/texlive/2020/bin/x86_64-linux/tlmgr path add
- これは私の例である.
- TeXLiveのアップデート
- 参照するリポジトリの指定
sudo tlmgr option repository http://ftp.naist.jp/pub/CTAN/systems/texlive/tlnet/
- アップデート
sudo tlmgr update --self --all
- 参照するリポジトリの指定
~/.latexmkrcの作成
- 毎回コンパイル(platexしてdvipdfmxして…)というのは面倒 → latexmkを使うことで,保存する度に自動的にpdfまで生成するようにする.
- 参考: latexmkの薦め
- Ubuntuでは以下のファイルをホームディレクトリ直下(~/.latexmkrc)に配置したところ,正常に動作した.
#!/usr/bin/perl $latex = 'platex -guess-input-enc -src-specials -interaction=nonstopmode -synctex=1'; $latex_silent = 'platex -interaction=batchmode'; $dvips = 'dvips'; $bibtex = 'pbibtex'; $makeindex = 'mendex -r -c -s jind.ist'; $dvi_previewer = 'start dviout'; $dvipdf = 'dvipdfmx %O -o %D %S'; $pdf_previewer = 'xdg-open'; $preview_continuous_mode = 1; $pdf_mode = 3; $pdf_update_method = 4;
- latexmkについては,
vim ~/.latexmkrc
などとして,上記のようなものを作ればよい.
動作テスト
platex
- “test.tex"という名前のファイルをtextestというディレクトリの中に作った.
\documentclass[dvipdfmx]{jsarticle} \title{ {\LaTeX} 動作テスト・サンプルファイル} \date{\today} \begin{document} \maketitle \section{test} これはテストです. \begin{equation} f(x) = 2x + 3 \end{equation} \end{document}
- textestというディレクトリに移動して,以下のコマンドを実行する.
platex test.tex && dvipdfmx test.dvi
実行後にpdfファイルが問題なく生成されていたら良い.
latexmk
- 先程のファイルに対して,
latexmk test.tex
として,正しくpdfファイルが生成され,変更して保存した後にpdfファイルが更新されたら問題なく導入されている.